愚形との付き合い方

天鳳位や九段以上の方と当たると、三鳳に来たことを実感し、対戦できると思うとワクワクする。

三鳳に再び上がってすぐにそれを感じることができてよかった。ボコボコにされたけど。

 

 

 

あなたは どこへ いく

 

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愚形のリーチ判断

自分の最近の悩みの一つだ。

基本的にはリーチ…の考えだが、ダマに構えた方が良い状況はないか?この辺りをより考える必要があるだろう。良形はリーチが間違うケースはそれほどないが、愚形はダマにしたり聴牌を取らなかったり…というケースが増えるはず。従って、リーチ判断はよりシビアなものになるのではないか。

さて、上の画像、役ありダマ2600の手だが、これは点数も持ってないことが要因となり、即リーに踏み切った。

 

まずは、平場と仮定してこれのリーチ判断を考えてみる。

ダマにすることの狙いとしては、

37を引いての良形変化(46引きでも待ちは広くなる)が一番の狙いになる

待ちは愚形の中でも悪い部類、攻め返されると分が悪い為、リーチが飛んできても対応できるようにしたい

このような考えもある。

誰かが速そうもしくは手が高そうならダマ

早い順目に聴牌し、他が速そうor高そうな情報が特になければ、この手はリーチが良いか。早い聴牌でも攻め返される可能性があると判断すると、良形変化待ちを狙う。後手を踏むことになるかもしれないが、良形であればまぁまぁ勝負しやすい

 

では、今回の状況だとどうか。

親は早々にドラを切り1鳴きと、速度感があるが、打点はほとんどなさそう

変化を待つのは悠長に感じ、ダマで2600を上がるような点数状況でもない

以上のことから、即リーに行くのが良いように感じた。


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チートイドラ1の聴牌だが、これはダマで続けた方が良かったと思う。待ちは1pにしておくことで、親からリーチが飛んできて通っていない牌を引かされたら、暗刻被り牌でなければ1巡凌ぎつつ聴牌の維持が可能になる。これはこの状況において非常に大きいメリットになるのではないか。親は3s4pを手出し、6pもツモ切っており手がかなりまとまってきていると見積もれそう。追いかけられる可能性が考えられるこの状況でこのリーチは少々危ういと考える。

リーチして加点を狙う<ダマにしてかわし手とする、リーチ後柔軟に対応できるようにする

1枚切れ字牌とか良い待ちであればリーチしていいと思う。


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 まず1枚目・聴牌を取るか、8sを切って23s引きによる一通を狙うか。親の役なし愚形ドラ1、愚形でも待ちの悪いペン7s待ちではあるが、聴牌取るなら即リー、ツモを狙いに行くのが良かったと思う。一通狙いにしても受け入れは2種のみで、対面からも仕掛けが入っており、待っている猶予が果たしてあるのかどうか。

迷った挙句役なしダマにして、対面から5s切りを見てリーチかけた方が良いと判断した。判断に迷いが生じまくってふらついているのがこの2枚からおわかりいただけるのではないか。

 

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聴牌だが、ここは良形変化してピンフにしたいという狙いで3s切り。点棒を持っている状況であまり無理はしたくない。巡目もまだ早いので待ち換えの猶予はあったと思っている。

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再び聴牌も、役なし愚形。ひょっこりツモでも嬉しい状況ではあるため、聴牌を取ろうか迷ったが、まだ待てると判断しツモ切り。

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またまたまた役なし愚形聴牌。さすがに良形変化を待とうとするとフリテンになる可能性も高まってきたのと、そろそろ聴牌は入れておきたいという判断で9s切り。リーチはしない。放銃による失点をしないことを重視する局面という判断だ。

点数状況関係なく、中盤で愚形聴牌の際は

リーチ、ダマの比較...リーチをして点数の獲得を目指すことと、ダマで局消化重視もしくは良形変化待ち、追いかけられてからの放銃を避けること どちらが優勢な状況か

この比較は常にしていく必要があると考える。

 

大体は愚形待ちは即リーするのが良いという人が多いかもしれない。自分もここ最近は特に手替わりしそうでなければリーチしていた...が、特に子の場合だと親とかに押し返されるケースが多くなっているように感じている。

 

自分の鳳凰卓でのスタッツを見返してみたところ、放銃時の失点点数の高さが気になった。

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一番左が自分、残り2つはランダムに選定した天鳳位プレーヤの成績である。

御覧の通り、自分は満貫(7700)以上への放銃がかなり多くなっている。リーチよりもダマの相手に対して放銃が多いことから、中~終盤のダマケアの甘さも大きな要因かもしれないが、それに加えて注目したいのは親への放銃率。天鳳位プレイヤーと比較して1%以上親への放銃率が高くなっている。

この数値となっている要因として考えられることは先に述べたダマテンに対するケアの他、

親リーチに対して必要以上に押してしまい、放銃失点してしまっている

親から追いかけられ、捲り合いに負けてしまっている

この2点が考えられる。

後者の事象が起きているのは単に運が悪いだけでなく、捲り合いに見合うリーチを果たして打てているのか?ということを重点的に見直す必要があるのではないか。

良形であれば先制は基本リーチだし負けても仕方はないと済むかもしれないが、愚形は違う。

しっかりリーチに見合う手、状況となっているか?捲り合いを避けた方が良いケースはなかったのか?

 

今後も引き続き考え、適切な判断が行えるよう心掛けていきます。

 

また、親リーに対する押し引きはまた別記事にて振り返っていきたいと思っています。

 

 

 

今回はここまで。次回は

「最近躊躇なくお金を使うようになった」を予定しています。よろしくお願いいたします。

 

 

 

暑すぎ。眉毛とけそう( ・ิω・ )